2008年05月25日
家庭の益虫学5


ハチは益虫か害虫か?
庭の樹木の周りを飛び回っていれば、青虫毛虫を補食しようと探しているので、益虫。
しかし、住宅まわりに巣を作られると刺される危険があるので巣は撤去。害虫。
人間と昆虫の関わりの中では、人間の都合で益虫になったり害虫になったり。
肉食性のカメムシは毛虫も補食するけど、テントウムシを補食する時もあるし。
じゃあ、カメムシは退治した方がいいのか、そのままでいいのか?
奇麗なアゲバチョウも、ミカン農家の方は即、捕殺でしょうか?
考えてるときりがないので、あとは専門の学者さんに任せます(笑)。
写真は「シオヤアブvsキイロスズメバチ」。偶然出会って撮った写真ですが、貴重な決定的瞬間です。シオヤアブはトンボのように空中を飛んでいる虫を空中で補食する肉食性のアブの仲間です。
キイロスズメバチはご存知のように、人間にとって身近で最も危険な昆虫だと思います。
さて、両者どちらがこの戦いで勝っているのでしょうか?
向かうとこ敵なしに思えるキイロスズメバチですが、なんと、自分より小さなシオヤアブに補食されています。しかも、シオヤアブは交尾中! 余裕です(笑)。
シオヤアブで検索すると、セミやらオニヤンマやらコガネムシやら、自分より大きな昆虫を捕らえた事例が載っていました。知られざる昆虫界の暗殺者だそうです。
キイロスズメバチを退治してくれたので、今回は二重丸の益虫!
家にアシダカグモが出て、思いつきで始めた益虫シリーズですが、今回で終了です。
ありがとうございました!

2008年05月23日
家庭の益虫学4


小学校でも教えてくれる「テントウムシVSアブラムシ」。テントウムシは幼虫も成虫もアブラムシを食べてくれます。
でも、アブラムシの繁殖が多いと、とてもテントウムシだけでは太刀打ちできません。
さあ、ヒラタアブの幼虫にも参戦いただきます。見かけはウジみたいで害虫っぽいですが、こいつもアブラムシの天敵。小さなティアドロップ型の固まりを見つけたら、それがサナギです。気持ち悪いからって取って捨ててはイケマセン。
それでもアブラムシの方が優勢だったら・・・。
ここで決断の時がきます。殺虫剤を使うか否か。
放っておけば植物も弱ります。アブラムシや害虫の大繁殖はご近所にも迷惑です。
奇麗な花を咲かせたい。でも農薬は使いたくない。さあ、どうするどうする???
ある園芸の本にこんな一説がありました。
「農薬は使わないにこした事はないが、最初から無農薬、減農薬は難しい。まず最初は薬などで病気や害虫を完全防除して、植物の健康な状態をよく観察する。すると、病気や害虫の前兆が解るようになってくる・・・云々」
以前は農薬の全面散布をした事もありますが、今はピンポイント散布です。それも家庭用殺虫剤(◯◯チョールなど)でシュッと。園芸では家庭用殺虫剤は御法度ですが、私は労力面最優先で使用しています。
葉っぱの上にテントウムシ君がいたら、葉っぱをポンと指ではじいてテントウムシ君を避難させてから、シュッ。
(でもシュッとやったその先にテントウムシ君がいたりして・・・ごめ〜〜〜ん〜〜て事も)
農薬を使ってはじめて、無農薬管理の事を考える。その難しさも解る。
CO2削減だと言いながら車に乗っている。
ヒトの暮らしは矛盾とジレンマだらけ。
テントウムシ君からまた難しい課題をつきつけられてしまいました。
(このテーゼは子供には難しいですね。。)
2008年05月17日
家庭の益虫学3


数年前、あるアイデアが。
「カマキリを庭に放したら、いろんな害虫を退治してくれるかもしれない!」
そこで、冬にみつけたカマキリの卵を2〜3個、庭に置いておきました。
「これで100匹くらいの子カマキリが出て来て、庭はカマキリだらけかも。」
カマキリも小さいうちはアブラムシなんかを食べているとのこと。きっと大きくなったら毛虫なんかも退治してくれるゾ。
春になってしばらくしたら案の定、小さなカマキリを見かけるようになりました。殺虫剤でカマキリを殺さないよう、無闇に薬品散布することも止めました。
しかし・・・害虫は例年とさほど変わらず、カマキリ効果はないみたい・・・。そして、5センチほどに成長したカマキリが最後で、親カマキリまで見る事はありませんでした。ずっと庭で繁殖してくれればと思っていたのですが・・・。
何がいけなかったのか。何がカマキリの摂理に合わなかったのか。
・庭が小さすぎて、絶対数が多すぎた。(共食いした?)
・鳥などの動物に狙われた。
・自動車の排気ガス等にやられた。
・もっとエサのある場所へ移動した。
真相は解りませんが、カマキリにとってはよい場所ではなかったということです。
写真は銀ミヤマ。銀カブトと同じ公園のオブジェです。
2008年05月16日
家庭の益虫学2


気持ち悪いけど、ここにもいい仕事してるヤツ。ヤモリ君。
夜、ガラスに「キ」の形で張り付いています。白い体と足先の吸盤が、ちょっと不気味。
窓の明かりに引き寄せられた蚊や小さな蛾をパクリ。子供としばらく観察していました。
ヤモリ君は「家守」。家の守り神だから、大切にしましょう、と子供に教授。
以前シロアリの検査に来た人が、「蛇の卵がありました。」と報告してくれました。
「ネズミを食べてくれるからヘビは怖くないですよ。」と言ってみたものの、ネズミは出た事は無いですが・・・。
以前は家の周りでもヘビを見かける事がありましたが、今は全く見ません。緑が無くなり、宅地化したからでしょう。
昔はヘビも益虫(益獣?益ハ?)扱いでした。
写真は銀色カブトムシ。とある公園の大型オブジェです。
2008年05月13日
家庭の益虫学1


最近暖かくなったせいか、アシダカグモを家の中で見かけます。あの、大人の手を広げたくらい大きなクモです。
どちらかといえば気持ち悪い、不快虫の部類に入りますが、実はコイツ、ゴキブリハンターなのです。家の中のゴキブリを食べて退治してくれています。
家庭にいるクモはこの他にハエトリグモがいますが、名前のとおりハエを捕まえて食べてくれます。どちらのクモも益虫なんですね。
うちでは「クモは殺しちゃだめだよ、大事にしなさいよ」と、子供に教えています。
気持ち悪いからって即、殺虫剤をかけてはイケマセン!
子供は親が怖がる虫や動物を、同じように怖がるようになるようです。
我が家では、家内も親から「クモは大切に」と教えられてきたようで、大きなアシダカグモも怖がりません。(何故かゴキブリはキャアキャア大声を上げて逃げ回りますが・・・)
両親ともクモを怖がらないし、大切にしているので、子供も全く怖がらないんですよ。
でも、夜いきなり手のひらサイズのヤツに出会うと、やっぱビビリます(笑)。
あ、写真はミヤマクワガタです。アシダカグモの実物は検索で。さすがに写真を載せるのは控えます〜〜〜。
2008年05月11日
元祖・柿スマイル


柿をスパッと切ったら、偶然こんな切り口に!
神様のいたずらとでも言いましょうか。
じっくりにらめっこして、
・・・スマイルして下さい(笑)。
2008年05月08日
さらば柿スマイル


マイペースで書いてきたブログですが、人との繋がりが出来る新しいツールとして、今後も続けてたいと思っています。
ですが、、、ここ数年、やらなくなったこと。
●映画館に行かなくなった。
●コンサートや音楽鑑賞をしなくなった。
●小説ものを読まなくなった。
●趣味をしなくなった。

例えば、ブログを書いている暇があるなら、子供と遊んであげた方がいいのかもしれない。
しかし、普段漠然と考えている事を文字にして文章化するのも、大切な作業だし、ブログはその役目もはたしてくます。
何が正解なのでしょうか?
「おいらの旅はづづく」。