2012年11月29日
製材所見学会
11月18日(日)は、森とまイベントで、私の製材所の見学会を行いました。
意外にも、一般の方に参加していただく製材所の見学会は初めての開催で、
どんな事を伝えようかとずっと考えていました。
製材って、丸い木を、ノコギリで四角く加工するだけだから、誰にも出来そうな気がしますが、そこは職人の世界、相応のノウハウが詰まっています。
今回は、構造材としての「桁びき」の基本的な木の見方と、
内装材としての「床板」材をとる場合の基本的な見方をお話しました。
この二つの製材では、同じ木だとしても、どちらを製材するかによって、ノコギリの入れ方が90度違うのです。
製材も奥の深い世界です。
後半は、木の乾燥のお話です。
「人工乾燥」と、私のやっている「天然乾燥」とでは、何がどう違うのかを、資料と実物を見ながら説明しました。
最後に、野ざらし状態で各樹種がどう朽ちて行くかを実験している現場で、その結果を見ながらのお話をしました。
外材はすでに朽ち果てているのに対し、杉、桧はまだまだ雨風にされされても芯はしっかりしています。
今回は「テレしず」の取材もあり、ちょっと緊張しながらの見学会でしたが、一般の方に木の魅力を不思議を伝える良い機会となりました。
「TV見たよ」と声をかけられることも多々あり、ちょっと恥ずかしいイベントでしたが、ぜひまた開催してみたいと思います。
参加いただいた皆様、取材をしていただいた「テレしず」スタッフの皆様。ありがとうございました。
Posted by hibari at 21:06│Comments(0)
│森と学ぶ家づくりの会