2008年05月23日
家庭の益虫学4


小学校でも教えてくれる「テントウムシVSアブラムシ」。テントウムシは幼虫も成虫もアブラムシを食べてくれます。
でも、アブラムシの繁殖が多いと、とてもテントウムシだけでは太刀打ちできません。
さあ、ヒラタアブの幼虫にも参戦いただきます。見かけはウジみたいで害虫っぽいですが、こいつもアブラムシの天敵。小さなティアドロップ型の固まりを見つけたら、それがサナギです。気持ち悪いからって取って捨ててはイケマセン。
それでもアブラムシの方が優勢だったら・・・。
ここで決断の時がきます。殺虫剤を使うか否か。
放っておけば植物も弱ります。アブラムシや害虫の大繁殖はご近所にも迷惑です。
奇麗な花を咲かせたい。でも農薬は使いたくない。さあ、どうするどうする???
ある園芸の本にこんな一説がありました。
「農薬は使わないにこした事はないが、最初から無農薬、減農薬は難しい。まず最初は薬などで病気や害虫を完全防除して、植物の健康な状態をよく観察する。すると、病気や害虫の前兆が解るようになってくる・・・云々」
以前は農薬の全面散布をした事もありますが、今はピンポイント散布です。それも家庭用殺虫剤(◯◯チョールなど)でシュッと。園芸では家庭用殺虫剤は御法度ですが、私は労力面最優先で使用しています。
葉っぱの上にテントウムシ君がいたら、葉っぱをポンと指ではじいてテントウムシ君を避難させてから、シュッ。
(でもシュッとやったその先にテントウムシ君がいたりして・・・ごめ〜〜〜ん〜〜て事も)
農薬を使ってはじめて、無農薬管理の事を考える。その難しさも解る。
CO2削減だと言いながら車に乗っている。
ヒトの暮らしは矛盾とジレンマだらけ。
テントウムシ君からまた難しい課題をつきつけられてしまいました。
(このテーゼは子供には難しいですね。。)
Posted by hibari at 21:50│Comments(0)
│雑記