2013年11月14日
製材所の見学会を開催


森とまで昨年も企画しました「製材所の見学会」を今年も開催します。
日時 11月17日(日) 10:00〜12:00
場所 静岡市葵区中沢 杉山製材所
集合 山村交流センター「安倍ごころ」に10:00
前回は、丸太の製材の実演と挽き方のノウハウをお話しました。
今回は、木材の乾燥の話と、木を真っすぐに製材し直す「修正挽き」という作業を見学予定です。
他にも、製材所内にて、天然乾燥の現場を見て頂いたり、色々な木材について質問などありましたら出来る範囲でお答えしますので、気軽に遊びに来てください。
当日の参加もOKですので、お気軽にご参加下さい。
参加・問合せ
杉山製材所 054-270-2011
木の店つぐみ 054-251-7410 (森とま事務局)
2013年06月14日
森とマルシェin玉川


7月14日に「森とマルシェin玉川」を開催します。
専用のブログページを公開しています。
「森とマルシェ in 玉川 ブログ」
イベントの内容や、当日の様子などは専用ページに書き込んでいきます。
みなさんぜひ、遊びに来て下さい。
お待ちしています!
2012年11月29日
製材所見学会


11月18日(日)は、森とまイベントで、私の製材所の見学会を行いました。
意外にも、一般の方に参加していただく製材所の見学会は初めての開催で、
どんな事を伝えようかとずっと考えていました。
製材って、丸い木を、ノコギリで四角く加工するだけだから、誰にも出来そうな気がしますが、そこは職人の世界、相応のノウハウが詰まっています。
今回は、構造材としての「桁びき」の基本的な木の見方と、
内装材としての「床板」材をとる場合の基本的な見方をお話しました。
この二つの製材では、同じ木だとしても、どちらを製材するかによって、ノコギリの入れ方が90度違うのです。
製材も奥の深い世界です。

後半は、木の乾燥のお話です。
「人工乾燥」と、私のやっている「天然乾燥」とでは、何がどう違うのかを、資料と実物を見ながら説明しました。
最後に、野ざらし状態で各樹種がどう朽ちて行くかを実験している現場で、その結果を見ながらのお話をしました。
外材はすでに朽ち果てているのに対し、杉、桧はまだまだ雨風にされされても芯はしっかりしています。
今回は「テレしず」の取材もあり、ちょっと緊張しながらの見学会でしたが、一般の方に木の魅力を不思議を伝える良い機会となりました。
「TV見たよ」と声をかけられることも多々あり、ちょっと恥ずかしいイベントでしたが、ぜひまた開催してみたいと思います。
参加いただいた皆様、取材をしていただいた「テレしず」スタッフの皆様。ありがとうございました。
2012年10月22日
森とまの伐採見学会


10月14日(日)は「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の伐採見学会でした。
このSGEC認証林での伐採は、5年前に初めて見学した場所です。
森とまが始まってもう5年近くなる事を思うと、感慨深い想いがあります。
初めて子供と参加した伐採見学会での子供の写真と、今回の子供の写真。
どんどん子供が成長していくのは、他のメンバーの子供さんとも同じです。
子供は中学生になりましたが、森とまのイベント参加には積極的です。
森での様々な体験が、良い思い出となっているのだと思います。
今回、子供が楽しみにしていたのが、
バームクーヘン焼き。

森とまでも初めての企画でしたが、

なかなか良い出来ではないでしょうか!
自分の子供を見ていると、もっと他にも親子連れで森林イベントに参加していただきたいと思います。
森には、子供を育む魅力がある。
子供を見て、親も変わる。
子供も親も成長します。
そして、森とまも成長します!
2012年08月31日
木の時計をつくろう


8月5日の森とまイベントは、安倍ごころの交流講座として開催されました。

さて、今回は始めての企画。「木の時計」を作ります。
参加されたのは小学生が多く、付き添いの大人の方と一緒の時計づくり。

まず、ベースになる木を選んでもらいました。
杉、桧、ツガ、ケヤキの4種類から選びます。
それぞれ微妙に木目や色など表情が違うので、お好みをチョイス。

このベースの木に、木の実や木片など文字盤になる素材を貼付けます。

針が当たらないように上手に間隔をとりなが、素材を貼付けます。
シンプルにまとめる方や、沢山の素材で華やかな時計など様々な出来です。
最後に時計の機械と針を取り付けて完成です。
個性的なオリジナル時計がたくさん出来ました。
一部をご紹介します。



子供の作品には、はっとするものがあります。
子供ならではのセンスはいつも新鮮で刺激的です。
こうして楽しみながら森の素材に触る事が、まず大切だと考えて、森とまでは木工作をしています。
森には面白い形、不思議な造形の素材にあふれています。
木材は優しい木目、面白い木目など、表情が様々です。
次回の森とまイベントは「伐採見学会」です。(詳細はこちら)
ぜひ、静岡の森に足を踏み入れて下さい!
2012年07月29日
田辺市長さん&森とま。


7月25日に、山村交流センター「安倍ごころ」で、「しずおか森と学ぶ家づくりの会」のスタッフと、静岡市長の田辺さんとの歓談がありました。
「市長とお茶カフェトーク」と題されたこの企画は、市内で活動する団体と、田辺市長とで気楽に意見交換しようというものです。
「森とま」で応募したところ、今回のノミネート、実現となりました。
以前、小嶋市長の時は、ものものしい手続きをし、お堅い担当者が出て来て、10分にも満たない時間で会わせて話させていただいたうえ、何の成果にもなりませんでした。
しかし、今回は、2時間という時間を、ざっくばらんに市長と話が出来るという、前回に比べれば、夢のような企画だったと思います。
「森とま」という団体として伝えたい事は沢山ありますが、市長が市民ネットワークと直接話をして何かを得ようとする姿勢そのものが大きなものに感じました。
世の中の問題点は、会議室ではなく、
まさに「現場」で起きているのです。
多種多様な業態が難題を抱える中、
林業をはじめ、木材に関わる諸問題はほんの一部だと思います。
それでも、何かプラスを求めて前向きに考える「森とま」と、
積極的に何かを得ようとする田辺市長との話し合いは、
すぐには成果は出ないかもしれませんが、大きな前進に感じました。
市民レベルでの視点が、常に田辺市長の中に存在し続ける事を望みます。
お忙しい時間を「森とま」にお付き合いいただいた田辺市長様。
企画を実現していたいた広報課のみなさま。
貴重な時間と企画、ありがとうございました。
2012年04月19日
春のイベント番外編


森とまの春のイベント、山の散策と植樹に行ってきました。
林業の方たちと山に入ると、色々な視点での話が聞けるので、とても楽しく、勉強になります。
具体的な内容については、
「しずおか森と学ぶ家づくりの会のブログ」
「木の店つぐみのブログ」
で紹介されていますので、私はちょっと番外編

木の皮がつるん、と剥けた! これは何?何故?何のため?

ヒノキの実が仲良く2つ並んでいました。偶然??

スズメバチ君にばったり。おそるおそる近づいてシャッターを…。

風で折れた枝の葉が、乾燥して、見事なオブジェに!

見逃してしまいそうな小さな花。欄のようなスミレのような…。
森の中。見ようとすれば色々な発見に出会えます。
2012年04月11日
春のイベント開催します。


「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の恒例の春イベントが開催されます。
日時:4月15日(日)9:30〜14:30
場所:静岡市葵区千代「千代市民の森」
市街地から近い場所で山歩きをします。記念植樹をしたり、森のツールで遊んだりと、いつもの森とまスタイルで一日を楽しみたいと思います。森の中で食べる食事って、格別の美味しさですよ〜〜。
詳細はこちらへ。
参加申し込みはまだ受け付けていますので、事務局までご連絡下さい。
2011年11月17日
森とま伐採見学会+料理

今年も秋の伐採見学会が開催されました。

毎回、場所を変えてイベントを行っているので、違った場所で、違った山で、それぞれ微妙に違う作業を見学、体験してきました。
林業としての木の作り方、山の管理の仕方。
一見同じように見える山も、管理者それぞれの想いが入っています。
現場に行って、肌で感じる事の大切さをいつも思います。
仕事に追われて、なかなか出不精になってしまうこのごろですが、
森とまのイベントではいつも新しい空気が流れ込みます。

お楽しみの焼きパンも絶品!
焼きパンだけのイベントの企画も、絶対イケル!
この美味しさは、やはり森林ならではです。

毎回、場所を変えてイベントを行っているので、違った場所で、違った山で、それぞれ微妙に違う作業を見学、体験してきました。
林業としての木の作り方、山の管理の仕方。
一見同じように見える山も、管理者それぞれの想いが入っています。
現場に行って、肌で感じる事の大切さをいつも思います。
仕事に追われて、なかなか出不精になってしまうこのごろですが、
森とまのイベントではいつも新しい空気が流れ込みます。

お楽しみの焼きパンも絶品!
焼きパンだけのイベントの企画も、絶対イケル!
この美味しさは、やはり森林ならではです。
2011年11月02日
秋の伐採見学会開催します。


今年も「しずおか森と学ぶ家づくりの会」恒例の伐採見学会が近づいてきました。今回は「森林整備体験と森のあたたか料理」伐採現場の見学とともに枝打ち体験を行い、お昼は焚き火パンとダッチオーブンを使った料理。勉強もしながら楽しくいきたいと思います。
以下のようなスケジュールです。まだ参加に余裕がありますので、ぜひこの機会にご参加下さい。
○日程 :11月5日(土)9:30集合 ※天候不良の場合中止
○場所 :「サークルK 足久保店」集合(美和街道の美和中学北交差点付近)
現場は静岡市葵区足久保奥組谷沢地区です。
○当日予定:
9:30 集合(サークルK 足久保店駐車所)出発
10:00 武田林業土場の来場者駐車場着(足久保奥組谷沢)
車をスタッフの用意する車両に乗り換え移動
10:20 下車後、秋の林間の作業路を散策し現地へ
10:40 現地到着、枝打ち体験
12:00 昼食林間の暖か料理(焚き火パンとダッチオーブン料理)
13:00 伐採見学
14:00 帰路、解散
○持ち物 :お弁当(おにぎり程度)水筒、軍手、タオル、レジャーシート
○服装 :服装は寒くなく動きやすく汚れても良い服を用意してください。
靴は汚れてもいい運動靴を用意してください。
○参加費 :1組500円(保険代、準備費用等)
※「しずおか森と学ぶ家づくりの会」一般会員は無料
…申し込み・問い合わせ…
しずおか森と学ぶ家づくりの会事務局 TEL : 054-251-7410
2011年09月24日
森とま、新築住宅上棟


大切なこと。
N邸の上棟がありました。
森とま材を使った新築住宅もこれで3棟目となります。
地産地消の地域材であること。ちゃんと産地を明確にすること。
言うのは簡単なことですが、まじめにやろうと思うと苦労の連続です。

今回も、構造材に森とまのハンコと、SGECのハンコを押す事が出来ました。
小さな事ですが、このハンコからまた何かに繋がっていくはずです。
今回の森とま材使用率90%
SGEC材の使用率81%
工務店がSGECの事業体認証を取っていただければ、「SGEC認証の家」が正式に表明出来るところまできています。
森とまの「次」は手の届くところにあります。
2011年09月23日
森とま「木と遊ぼう!」



今年の森とま夏のイベントは、「ききしず」で開催しました。
11:00~ セミナー「森と学ぶ家づくりの話」
13:00~ しずおか積み木スカイツリー
14:00~ 節木(ふしぎ)な絵を描こう
15:00~ 森と木のクイズ大会
午後からの企画は、今までにやった事のないワークショップです。
なので、つい自分たちも参加して遊んでしまいます。
森とまでは、スタッフである自分たちが楽しんでいるところを見てもらう、というのもメッセージのひとつです。
クイズ大会は、メンバーが順番にクイズを出すのですが、他のメンバーがどんなクイズを披露するのか解らない中で始まったので、これが以外と楽しい!
ちょっとハマりそうな企画です。
これからもクイズ大会やりたいです。個人的に(笑)。
2011年05月14日
ココロのゆとり

春は製材がとても忙しい時期で、GWもほとんど仕事をしていました。
さらにイベントがあったり、新築住宅が着工したり…。
復興支援のプロジェクトや、夏のイベントの準備なども重なり、
頭の中は仕事のクロスワードパズル状態です。

4月10日に行われた、森とまの植林体験
今回はクヌギの苗木を植えました。

シイタケの収穫も体験。普段シイタケを食べない子供も、何故か焼きシイタケをほおばり…。

気持ちの良い快晴。シミフェスNo.10にも参加しました。

そして森とま材を使った、S邸の木材を出荷。

無事にS邸の上棟となりました。今回から一部の材にSGEC材の表記が加わりました。
「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の家づくりが着実に前に進んでいます。
「しずおか森をカタチにプロジェクト」もいくつか企画がスタートします。
毎日がバタバタと過ぎて行くような気がして、「何やってるんだろう?」と思う事もあるのですが、
気がつくと、何となくその成果が出ていて「ほっ」とする瞬間もあったりして。
忙しい時ほど「ココロのゆとり」を持たないといけない、といつも思っているのですが、
ココロはなかなか思うように働いてはくれません…。
さらにイベントがあったり、新築住宅が着工したり…。
復興支援のプロジェクトや、夏のイベントの準備なども重なり、
頭の中は仕事のクロスワードパズル状態です。

4月10日に行われた、森とまの植林体験
今回はクヌギの苗木を植えました。

シイタケの収穫も体験。普段シイタケを食べない子供も、何故か焼きシイタケをほおばり…。

気持ちの良い快晴。シミフェスNo.10にも参加しました。

そして森とま材を使った、S邸の木材を出荷。

無事にS邸の上棟となりました。今回から一部の材にSGEC材の表記が加わりました。
「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の家づくりが着実に前に進んでいます。
「しずおか森をカタチにプロジェクト」もいくつか企画がスタートします。
毎日がバタバタと過ぎて行くような気がして、「何やってるんだろう?」と思う事もあるのですが、
気がつくと、何となくその成果が出ていて「ほっ」とする瞬間もあったりして。
忙しい時ほど「ココロのゆとり」を持たないといけない、といつも思っているのですが、
ココロはなかなか思うように働いてはくれません…。
2011年02月06日
今年のキーワード


2月にになって今年のキーワードというのも遅すぎですが、
昨年、工場前にこんな看板を付けました。
しずおか森と学ぶ家づくりの会の活動そのものを、製材所として表現すると、
「安倍の木で家づくり」
となります。
今年に入って、早速、梅ヶ島の木を製材しています。


もちろんSGEC材です。
設計から構造材の寸法を予め拾いだしてあるので、効率良く木取りが出来ます。
これから着工まで、自然乾燥させます。
今年は雨が降らないので、乾燥しやすく、パリパリと音をたてて乾燥が進んでいます…。
この木がどんな風に使われて行くか、今後もレポートしていきます。
2010年12月09日
アイセル21で講演+展示


葵区生涯学習センター「アイセル21」で、現在、「森林 地元の木を使いたい」というタイトルで各種展示を行っています。
森とまも展示させていただいています。
そして、講演や講座も担当させていただきました。
私は「端材でつくる台所用品」という大人向けの木工講座を担当しました。
接着剤を使わないで、精度を出して木を組んで簡単なまな板置きを作る木工作です。
参加者は女性が殆ど(男性1名)ですが、一見簡単な構造の木工品でも、木の性質や木目の方向などの気遣いが必要であることを説明しながら作業を進めました。

「地元の木を使いたい」の建築講座は、杉山智之さんが担当。
森とま材を使った新築住宅の実例に沿いながらの説明、講座となりました。
林業の話はエスジェックさん。
私も「木の腐り方」という視点での木材の特性を簡単にお話しました。
講座は終わってしまいましたが、展示の方は12日(日)までやっておりますので、
ぜひお立ち寄り下さい。
2010年11月16日
伐採見学会+料理


13日土曜日、暖かな天候にも恵まれて、無事に森とま伐採見学会が開催されました。
今回は伐採と、皆で作る料理体験イベント。
到着して、まず料理の準備。

パン生地を丸めて、焚き火の側に置いて、発酵を待ちます。

野菜を切って、ダッチオーブンに入れて、焚き火にかけます。
その他、子供達はサツマイモを新聞とアルミホイルにくるんで焼き芋の準備です。
下準備が終わり、料理が出来上がるまでの時間を…

伐採見学となりました。
いつものように手際よく作業を進めていく林業家のみなさん。
樹齢70年以上の杉の伐採(間伐)です。
静かな森に響くチェーンソーの音。徐々に木が傾き…

予定通りの位置に見事、倒れました。
オォ! と歓声があがり、

子供達が真っ先に倒れた木の元へダッシュ(この光景が一番楽しい〜)!
一生懸命、年輪を数えたり、匂いを嗅いだり。
大人の方達には木材の木取りについて簡単に説明をしました。
それから、今回始めて見学する「玉切り」です。

玉切りとは、約30メートルほどある木を、短く切り分ける作業ですが、どういう寸法で切り分けるかというのが大切で、難しい(悩む)ところです。
今回は、5m+5m+4m+3m の4本の造材となりました。
スラリと真っすぐな良い木です。
さて、伐採と造材見学が終わって、お楽しみの料理、
まずはパン生地を伸ばして桧の枝先に巻き付けて、焚き火で焼きます。

焦らず遠火でじわじわと焼いて

こんがりと焼き色がついて来ました(おいしそ〜)
すこしパンをほぐしてみると…

柔らかふかふかの焼け具合! もう待っていられません。
美味しくいただきました!!

ちょうとダッチオーブンの煮込み料理も出来上がって、皆で昼食です。
野菜の素な美味しさ。鶏肉の柔らかな食感。
山の中での料理とは思えない美味しさです。

今回は始めてお会いする方も多く、木材の事や林業の事、新しい試みの話などをさせていただきました。
どの方も熱心で、こうして現場に来てくれる方は「どこか違う」目の輝きがあります。
今回で森とまの伐採見学会は3回目ですが、大変な準備をしていただいた林業研究会の皆さんや、サポートいただいた会員さんにはホント感謝です。
山の気持ちの良い空気の中での食事と伐採の見学。
自分が森とまの会員でありがなら、「森とまはスゴイ」と思った一日でした!
2010年11月08日
森とま伐採見学会


今年も森とまで伐採見学会を開催します。
11月13日(土)
今週末は天気も大丈夫そうなので、楽しみです。
今回はダッチオーブンを使った簡単料理をやります。
森の中での煮込み料理や、たき火の料理で楽しみます。
詳細はこちらを参照下さい。
最近は本業の建築木材よりも、小物などの木工品の木材や、木製品づくりのプロジェクトがウエイトを占めていて、本分を失ってしまいそうですが、伐採も始まり、やっと「エンジンをかけなければ」という気持ちになってきました。
もちろん、建築も木工品も、木を活かすという意味では全く同じ。
自分の「行く道」は何処なのか、探す毎日です。
2010年08月12日
森とま合宿


イベント開催直後、夕方からは森とま会員の交流「森とま合宿」に突入!
清沢の山あいの民家を借り切って、専門家会員と一般会員の皆さんとバーベキュー。
脇を沢が流れているので、寒いくらいの天然の冷房効果もあって、気持ちの良い時間と空間です。
普段、お酒を飲んで夜まで話をする機会が無いので、森とまスタッフにとってはとても貴重な一晩です。
森とまを始めて2年以上が過ぎ、次のステップに立つための考え方、やり方。
夜明け前まで、様々な話に花を咲かせました。
今回、一番嬉しかったのは、初の森とま材を使った家づくりをしていただいたN様ご家族が参加いただいた事です。
ご縁があって、森とまのスタイルでの家づくりをされ、竣工後もこうしてイベントに参加していただけるということは、スタッフ一同、何よりの励みになります。
「こういうの、いいなあ〜!」という達成感。
森とまが目指しているのは、こんな「人の繋がり」なんだろうなあ、と感じました。
タグ :森とま合宿
2010年08月11日
森と木の実験+木工作開催


8月7日(土)、葵区の山村交流施設「安倍ごころ」にて、森とまイベント「森と木を知ろう+木工作」が開催されました。
まずは、「森を知ろう」。森の話と、土の実験です。
森の表層、下層の土や、駐車場の土などに水を流して、どの土が保水力があるか、水を通す速さはどうか、という実験をしました。
緑のダムと言われる森の機能を、実験を交えながら楽しみました。

次は私の「木を知ろう」。木を実際に折ってもらいながら、木の性質についてお話しました。
杉、桧、ブナの3種類の木を「折る」という体験を通じて、材料としての木の捉え方を簡単ですが講義。
小さなお子さんにはちょっと難しい部分もあったかと思いますが、木を折る瞬間の子供たちの興味津々の笑顔が印象的でした。
写真の木は、こんなに曲がってもまだ折れない木。3種のうち、どの木でしょう?(答えはヒミツ)

その後、カンタン木工作で、親子で楽しんでいただきました。
午後は森とま建築士の二人による、建築模型の即興工作!
その場で各自が描いた絵を元に、建築模型の部材をカットして組み立て。
楽しい(立派な)建築模型が完成しました。
文章では伝わりにくいので、次回以降、同じ企画がありましたらぜひご参加ください。
建築士さんの即興工作、楽しいです!
昨年までは私の製材所で「木と遊ぼう!」という企画で木工作や木との触れ合い体験会を開催していましたが、今年は趣向を変えてみました。
初めての企画でしたが、「森とま」らしい「繋がり」が見えた一日でした。
その後、夕方からは「森とま合宿」に突入しました!
2010年05月10日
イベントの木を製材


去年10月の森とま伐採見学会で伐採された杉が、葉枯らしを終えて製材所に入ってきました。
この木です。新聞にも載った、まさにこの木です。

切り口は整えられていますが、雰囲気は同じ。
断面にはちゃんと「森とまイベント」と記されています。
さあ、製材します。こういう履歴のある木はワクワクします。

木目も奇麗で、素性の良い木です。

平角に製材しました。節も少なく、化粧材として見せたい木です。
他にも50ミリ厚の板が取れました。内装材や家具なんかにも利用できます。
色もよし。そして、驚く程、葉枯らしが利いていて、サラッとしています。

水分の多い木(上)と比べると、シラタの色が乾いて冴えています。
製材直後でもこれだけ見た目にも違いが出ます。
これが葉枯らし材のスゴイところ。

さっそく水分チェック。74%の含水率です。
この木の雰囲気と色具合ですと、自然乾燥1年で25%までに下げられると思います。

皆の見ている前で伐採された木です。
こうして住宅用材として生まれ変わりました。
この木はこんな履歴になります。
場所 静岡市葵区清沢(SGEC 認証林)
Y林業(エスジェックさんの木です)
伐採 2009年10月24日
入荷 2010年4月26日
製材 2010年5月5日
出荷 自然乾燥完了後
この木を使って家づくりをするのはどんな方でしょうか…。
今からとても待ち遠しいです。