2010年05月10日
イベントの木を製材


去年10月の森とま伐採見学会で伐採された杉が、葉枯らしを終えて製材所に入ってきました。
この木です。新聞にも載った、まさにこの木です。

切り口は整えられていますが、雰囲気は同じ。
断面にはちゃんと「森とまイベント」と記されています。
さあ、製材します。こういう履歴のある木はワクワクします。

木目も奇麗で、素性の良い木です。

平角に製材しました。節も少なく、化粧材として見せたい木です。
他にも50ミリ厚の板が取れました。内装材や家具なんかにも利用できます。
色もよし。そして、驚く程、葉枯らしが利いていて、サラッとしています。

水分の多い木(上)と比べると、シラタの色が乾いて冴えています。
製材直後でもこれだけ見た目にも違いが出ます。
これが葉枯らし材のスゴイところ。

さっそく水分チェック。74%の含水率です。
この木の雰囲気と色具合ですと、自然乾燥1年で25%までに下げられると思います。

皆の見ている前で伐採された木です。
こうして住宅用材として生まれ変わりました。
この木はこんな履歴になります。
場所 静岡市葵区清沢(SGEC 認証林)
Y林業(エスジェックさんの木です)
伐採 2009年10月24日
入荷 2010年4月26日
製材 2010年5月5日
出荷 自然乾燥完了後
この木を使って家づくりをするのはどんな方でしょうか…。
今からとても待ち遠しいです。
Posted by hibari at 20:01│Comments(0)
│森と学ぶ家づくりの会