2010年04月17日
オレンジの木


見事なオレンジ色の木肌です。
この木は何でしょう?

製材すると、木肌(樹皮)だけでなく、板の側面(しらた)もオレンジ色になります。
…なんて知ったかぶりしてみましたが、実は、こんなオレンジ色になるとは、私も今まで知りませんでした。
これは、ヤマザクラの樹皮を薄くめくると現れるオレンジ色の層です。

こんな風に巧くめくれる木は稀で、伐る時期、水の上げぐあいなどが大きく関係していると思われます。
この木から輪切りや板を作りましたが、私にとっては希少価値な材です。
しかし、このオレンジ色は、数日のみで、徐々に銅色に変わって行きます。
この銅色が桜細工によく見られる色です。
こんな風になります。

ホントに木は面白いですねっ!
Posted by hibari at 20:20│Comments(0)
│木の話