2008年12月26日
樹種名を書くかどうか?


今まで製材したり持ち込まれたりした木を、少しずつ定型に切って樹種サンプルを作って来ました。外材も含めて、およそ50種ほど。サンプル化できなかった木もあるので、実際はそれ以上の樹種に出会っています。
よくある市販の樹種サンプル(突き板も含め)は必ず樹種名がそれぞれに付けられています。
ですが、私の集めたこの樹種サンプルは、ひとつもラベルが付けられていません。
最初は「解らなくなってしまうから付けようか」
と思っていたのですが、
「定期的に手に取って樹種判別ゲームのようにした方が覚えるかもしれない」
という判断からで、最初は不安もありました。
でも、殆どはラベルが無くても判別できます。一度自分で加工した木は、五感がなんとなく記憶しているようです。
見た目が判断の殆どですが、香りも大きな要素です。
銘木屋さん、突き板屋さんほど多くの樹種に出会っていませんが、新しい樹種に出会うと、不思議とワクワクします。
一生のうちに何種類の木と出会えるでしょうか。
Posted by hibari at 22:47│Comments(0)
│木の話