2009年07月06日
アパ体験


知り合いの材木屋さんがお客さんに
「ケヤキで廊下を張りたい」
と言われたものの、無垢のケヤキで張ると坪ン十万円になってしまうとのことで、
「ケヤキの代用品で、アパという外材」
を問屋さんから勧められたそうです。
ケヤキの代用品? 似てないこともないけど…。
でもやっぱ全然違う木です。(アパ材を置いてある下がケヤキです)
アフリカケヤキとかいう名前で「ブビンガ」という木が流通したり。
ベイスギは杉よりもネズコに近い木だし。
他にも商社の人の勝手なネーミングで、訳の解らない木が出回ったりしてます。

アパというのは聞いたことの無い名前だったのですが、調べてみると、
「アパ=ドウシェ」
同じ木ですが産地で名前が違うとのこと。実はドウシェなら使ったことがあります。
「未乾燥で使っても狂わない、目減りしない、空かない、何よりも腐らない」
という木だそうで…
「ほんまかいな??????」
と疑いながらも、風呂周りに使ってみましたが、木はまだ未乾燥状態だったのですが、数年たっても
「接合部が空いていない、狂いが出ていない」
この大きな鏡も全く狂っていません。
「材木屋の常識を覆す木」
として私の記憶に残っています。
しかし、最近ある人に聞いたところ
「ケヤキよりアパの方が高いぞ」
という話で…。
問屋の人はケヤキよりアパを売りたかったのでしょうか?
…アパ体験でした。(某脳トレとは無関係です、ゴメンナサイ…)
Posted by hibari at 21:12│Comments(2)
│木の話
この記事へのコメント
材木...困ったものです。
売れれば高くなるし。 アパ。
デッキ財として流通が多くなり、若干高騰しているようですね。
欅も家具なら多く出るので、これまた
仕入先によって価格がマチマチなのが困りものですね。
売れれば高くなるし。 アパ。
デッキ財として流通が多くなり、若干高騰しているようですね。
欅も家具なら多く出るので、これまた
仕入先によって価格がマチマチなのが困りものですね。
Posted by アーバンギア
at 2009年07月06日 22:00

アーバンギアさん、こんにちは!
高くなるのも困りますが、安くなりすぎるのも困ります。
杉は世界で一番安い木になってしまったとか。
それでもまだ日本人は値切ろうとするのですから。
山は荒廃するばかりです。
「安いのも杉。高いのも杉。」
と言われるように、同じ材でも表情によって随分と格差が出ます。
売り手の「想い」が入るので、一般の人には不透明で解りにくい世界だと思います。家電と違うとこです。
高くなるのも困りますが、安くなりすぎるのも困ります。
杉は世界で一番安い木になってしまったとか。
それでもまだ日本人は値切ろうとするのですから。
山は荒廃するばかりです。
「安いのも杉。高いのも杉。」
と言われるように、同じ材でも表情によって随分と格差が出ます。
売り手の「想い」が入るので、一般の人には不透明で解りにくい世界だと思います。家電と違うとこです。
Posted by hibari
at 2009年07月07日 21:03
