2008年04月15日

3代の木

3代の木先日の森とま植林体験の中で撮った写真。どぉ〜〜しても載せたいこの一枚。

根っこの下で苔むしているのは、およそ87年前に伐採されたヒノキ。
その上をグンと根を伸ばしていたのは、今年伐採されたヒノキ。
そして、左脇の植林された新しいヒノキの苗。

林業も農業のように繰り返し植え付けと収穫が行われていることがわかる写真です。そのサイクルがとてつもなく、なが〜〜い時の中で行われているんです。
永すぎる時の中で、時代変化の方が早く、表舞台からは外れてしまった林業ですが、今のスピード社会の中に忘れ去られていた不思議なロマンを感じさせてくれます。

「これからの花形は林業ですよ。」


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Posted by hibari at 22:01│Comments(6)森と木と
この記事へのコメント
良い写真ですね。
私は気がつきませんでした。こちらではずっとずっと林業が受け継がれているのですね。嬉しく思います。

1代目を飛び越える、2代目の根っこを見て思い出しました。
樹海では「倒木更新」で命がつながっていきます。
その大地には土壌がほとんどありません。
木はどうやって育つかと言うと、木が倒れた上に、赤ちゃんの木が根付き、それを糧として成長します。大きくなるにつれ、倒れた木は朽ち果てて、地面上に木の直径分の空洞が出来上がります。
こちらでは、溶岩の大地に永い年月をかけて森が作られました。植物の営み、静かだけれどその力強さに感嘆です。
Posted by ゆいまーるゆいまーる at 2008年04月16日 04:24
山の持ち主さんから説明していただいて、悠久の時代背景に感動しました。苗を植える穴を掘っていても、ちゃんと腐葉土化した表土があるのも、管理された林だからだと思います。
林業研究会のみなさん、「いい仕事してますね〜!」
Posted by hibarihibari at 2008年04月16日 20:19
私も見たかったです。
浮かれて気がつきませんでした。残念!
時代の流れが早すぎて10年後どんな社会になっているのか創造がつきません。
ましてや50年後100年後なんて・・・
社会のスピードに翻弄されずに何が正しいのか何が必要なのかをちゃんと考えていきたいと思います。林業家に見習って
Posted by N company at 2008年04月17日 21:35
もしや、自分が植えた苗かしら。。。
たしかに長いながい時間とロマンを感じさせられる一枚ですね。
今回も、林業家の皆さんの"誇れる仕事"を拝見した思いです。

遅ればせながらeしずおかにミラー・ブログを設置しました。。。
Posted by a_sgyma_sgym at 2008年04月17日 23:42
樹齢87年というと、祖父の植えた木ですから、ほんとに木の(気の)永い職業ですね。
そうそう、看板にいっぱいお子さんが絵を描いていただいて、ありがとうございました。またその写真も披露します。
Posted by hibarihibari at 2008年04月18日 20:45
a sgymさん、こちらでもよろしくお願いします。
自分が植えた木を自分が収穫することはないのかもしれない。
自分は結果を見れないけれど、良い仕事をした足跡は子孫が伝えてくれる。
植林体験することにで、また林業の奥深さが見えてきました。
Posted by hibarihibari at 2008年04月18日 20:56
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3代の木
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