2008年03月10日
越冬できる製材所



冬眠から昆虫たちも目覚めてきました。
タテハ蝶の仲間が、ひなたぼっこです。
天然乾燥をしている私の製材所では、写真のように角材や板に乾燥させるための棧を入れて積んでいます。数ヶ月、時には一年以上、棧積みのまま乾燥させます。材料を出荷するとき、この棧の隙間から昆虫など様々なものが出てきます。

クビキリギリスは、成虫のまま越冬するバッタです。図鑑で見て知っていても、越冬中の実物を見る機会はあまり無いでしょう。他にも、クモやハチやテントウムシ、ゴ◯ブリなど。そして、ネズミの巣(時には産まれたばかりの子供まで)まで出てきます。
昆虫が越冬できるくらい、ゆっくり乾燥させている木材を扱うのが私の製材所です。
機械乾燥させて、製品の回転を良くする方が経営的には有利です。私のやっている天然乾燥は、効率も経営的にも不利ですが、乾燥した木材はいいものになります。
虫と一緒に製材所も、じっと耐えて我慢している越冬中って所でしょうか??
越冬しすぎて凍り付かないうちに、早く春が来ないかなあ、、と思っております(笑)。
Posted by hibari at 18:00│Comments(0)
│森と木と