2009年09月25日
大工さんの考え方(1)


この写真は柱の中を「貫:ぬき」を貫通させて繋げる「通し貫」と言われる工法です。
久しぶりに通し貫の現場を見ました。金物は使用しません。
筋交よりも「強い」とされるやり方ですが、殆ど見る現場がありません。
外の光に透けて、「アラシ」と呼ばれる横長の材が外壁の下地としてスノコ状に張られています。
この「アラシ」工法も見られる現場は皆無となりました。
こうした工法で施工されないのは、「手間がかかるから」に他なりません。
現在殆どの住宅は、下地材なしで、コンパネをペタペタと構造材に貼付けて、壁を作ってしまう「直張り」工法。
手早く出来るし、耐震性もよいコンパネ。
でも、きっと長持ちはしません。永く住まう家にはならないでしょう。
限られた時間と予算の中でも、自分の「良し」と思う方向に向かう大工さん。
効率や「銭儲け」を考えたら、出来ない事。それをやるのが、
「本物の大工さん」
こういう大工さんに出会うには…。
Posted by hibari at 22:05│Comments(2)
│大工さん
この記事へのコメント
今度我が家でお願いする大工さんは本物の大工さんなのです。
リフォームでちょこっとお願いするのはモッタイナイ〜〜
ホントは家一軒建てたいなぁ・・
リフォームでちょこっとお願いするのはモッタイナイ〜〜
ホントは家一軒建てたいなぁ・・
Posted by ゆいまーる
at 2009年10月21日 18:18

いい仕事する大工さん、目立たないですけど、結構まだ居ます。
いい大工さんは、いい仕事を請け負って、腕を振るって欲しいですが、なかなか仕事も少ないそうです。
ぜひ、大工さんが腕を振るえる家づくりを!
いい大工さんは、いい仕事を請け負って、腕を振るって欲しいですが、なかなか仕事も少ないそうです。
ぜひ、大工さんが腕を振るえる家づくりを!
Posted by hibari
at 2009年10月22日 21:43
