2009年05月04日
「めぐる」と「はんこ」


石井かほり監督の映画「めぐる」。
木版染めといって、木を削ったハンコを布地に押して反物の模様を作る職人の物語です。
静かな空間で繰り返される丹念な作業。気の遠くなるような行程の繰り返しで、美しい模様が生み出されていきます。

このDVDを見ていたら、隣で子供も一緒に見始めました。子供には退屈かもしれない映像物語なので、すぐに飽きた様子だったのですが…。
どうも、木版を掘る映像にピンときたらしく、消しゴムハンコを持ち出して、気がついたら映画と同じ桜の花模様のハンコを作っているではないですかぁ!
ちょっとした花びらのアクセントなどもちゃんと入っていたりして。
短い時間によく観察して見ているものだと感心してしまいました。
消しゴムハンコを買ってあげても、何を掘って良いのか解らなくて、そのまま使われずにいましたが、ちょっとしたきっかけで、あっという間に幾つも彫り上げてしまいました。
秘密兵器「デザインカッター」を貸してあげたら、さらに上達したようです。
ちょっとヒントをあげると、子供は想像を広げていってくれます。
自主性を大切に育てていきたいものです。
Posted by hibari at 08:00│Comments(2)
│雑記
この記事へのコメント
すごい!
お上手ですね!
こうやって自然に文化が広がっていったら
こんなに素晴らしいことはないです♪
お上手ですね!
こうやって自然に文化が広がっていったら
こんなに素晴らしいことはないです♪
Posted by かほ at 2009年06月25日 17:07
かほさん、はじめまして!
文化って、残そうとする意思、伝えようとする想いがないと、消えてしまうものだと思います。
消しゴムハンコが、次は木彫りのハンコになって…
子供の頃得たもの、感じたものが、将来何かの形となって文化に活かせたら、素敵だなあと思います。
日本は「木の文化」とも言われるくらいですが、木の文化も風前の灯火のような感じで、これから私も頑張らねばと思っております。
文化って、残そうとする意思、伝えようとする想いがないと、消えてしまうものだと思います。
消しゴムハンコが、次は木彫りのハンコになって…
子供の頃得たもの、感じたものが、将来何かの形となって文化に活かせたら、素敵だなあと思います。
日本は「木の文化」とも言われるくらいですが、木の文化も風前の灯火のような感じで、これから私も頑張らねばと思っております。
Posted by hibari
at 2009年06月25日 23:07
