2008年06月22日
夏丸太はこうなる


木が水分を吸い上げて活動を始める2〜3月以降に伐採した木は水気が多く、こんなふうに樹皮がつるん、とめくれてしまいます。こうした木は製材して乾燥させても、いい色になりませんし、カビや虫などにもやられやすく、長く置けない(賞味期限が短い)木になります。

11月〜1月頃伐った木は、水分も少なく、皮がめくれてしまうこともありません。この時期に伐った木は、油分も多く、良い色の木材に仕上がります。この時期が木の「伐り旬」です。
不思議なことに虫にもやられにくく、春以降の後から伐った木より長く丸太のまま置けます(賞味期限が長い)。
木も農作物と同じく「旬」があります。伐り旬を守るというのは大事な事です。
下の写真は森とまの木。旬に伐採された木です。
Posted by hibari at 20:29│Comments(2)
│森と木と
この記事へのコメント
おお!
林業界では、きちんと守られているのですよね??
間伐の時期はどうなのでしょう?
林業界では、きちんと守られているのですよね??
間伐の時期はどうなのでしょう?
Posted by ゆいまーる at 2008年06月23日 04:24
残念ながら、1年中伐採しているのが現状なんですよ。
ちゃんと「旬」を守った木を扱いたい(届けたい)という気持ちを林業の方たちに伝えていけばまた変わってくると思います。
森とまの木はこれからも「旬」を守っていきます!
ちゃんと「旬」を守った木を扱いたい(届けたい)という気持ちを林業の方たちに伝えていけばまた変わってくると思います。
森とまの木はこれからも「旬」を守っていきます!
Posted by hibari at 2008年06月23日 20:35