2011年04月07日
入学とベッド


子供が小学校を卒業し、中学へ入学となりました。
子供の成長は早く、正にあっという間の、出来事です。
家内と結婚した時、彼女は、ナラの無垢材で出来たベットを持っていました。
「へえ〜」と感心した私は、同じデザインで、ナラの無垢材を使ったベッドを、自分用に作って、寝室に並べました。
お揃いのベットを気どるつもりで(恥ずかし…)。
家内のベッドは、職人さんが作った立派なもの。
私の作ったのは、似てはいるけれど、まだまだ素人の領域。
そうこうするうちに子供が産まれました。
ずっと寄り添って寝ているこの子も、いずれは一人で寝る部屋とベッドが欲しくなるんだろう…。
その時は、同じベッドを子供用に作ってあげよう。
…。いつかそう気持ちの中に納めていたのです。
まだまだ遠い先の話のようなつもりでいたのですが、時は来てしまいました。
でも、ちょっと違ったのは、ベッドを子供と一緒に作ったこと。
殆どの作業は私でなければ出来ませんが、作業の補助をしたり、サンダーがけをしたりと、子供はとても楽しそうでした。

シンプルな組み立て式のベッド。ナラのフレームと、スノコはクス(防虫を兼ねて)。
とても重いですが、その分、丈夫です。
いつまで使ってくれるのか解りませんが、その気になれば一生使えるはずです。
子供が、親と一緒にベットを作った事を、どこまで記憶に留めてくれるだろうか…。
これからも子供の成長とともに、ベッドの行方を見守りたいと思います。
Posted by hibari at 21:36│Comments(0)
│家具制作