2008年01月27日
ホログラムな木



木って不思議な素材だと思うのは、同じ種類の木でも育った場所や環境、成長の仕方で表情を変えていくことです。上の写真はどちらもヒノキ材ですが、左側の看板は、全体にキラキラと木目が浮き上がったように見えます。ホログラムのように、見る角度によって、光の反射が変わって、キラキラ輝きます。
こういった木目を杢(モク)と言います。根っこの部分に多いのですが、全ての木がこうなる訳ではなく、何百、何千本に1本という貴重な木目です。沢山の木を製材していると、こういう木に出会う事もあります。貴重な材です。
とっておきの材を看板に仕立てました。
でも、右の看板のように、さりげなく文字を引き立たせるには、優しい木目が似合います。木の動と静の表情をお楽しみください。
Posted by hibari at 21:10│Comments(2)
│家具制作
この記事へのコメント
杢の看板、お見事です。ここまでもののは見たことがありません。
これが製材中に現れたときは、かぐや姫にでも出会ったようなものでしょうか?
うっとり見とれてしまいそう。。
これが製材中に現れたときは、かぐや姫にでも出会ったようなものでしょうか?
うっとり見とれてしまいそう。。
Posted by ゆいまーる
at 2008年03月24日 19:05

かぐや姫! まさにその表現が的中です。スイカと同じで、割ってみないと、中身が解りません。
Posted by hibari
at 2008年03月24日 21:46
