2010年09月12日
木の時計


木の時計。
木製品、木工品は、サンダーで磨いて、ツルツルに仕上げて、ピカピカの塗装をする。
確かに仕上がりは素晴らしいし、それなりの技術も必要。
でも、住宅の床はそんな加工をしない。
サラッと軽い塗装。生成り。
せっかくの木材ならではの手触りや香りも、
ガチガチに塗装したら、単なるプラスチックと変わらなくなってしまう。
木の時計。
サラッと軽い生成りな感じを出したいのだけれど、
木工業から見れば、「手抜き」と紙一重なところがある。
いっその事、
「無塗装」
の方が潔い。
でも、広葉樹なんかは、塗装をした方が木目が引き立ち、より存在感が増す。
これも事実。
木として、商品として、製品としての落としどころ。
手をかけたモノが必ずしも良い商品ではない。
お客様が何を求めているのか…。
木の時計。
求められるモノとカタチにたどり着きたいと思っています。
Posted by hibari at 22:29│Comments(0)
│木の店つぐみ