2009年11月21日
Y邸へお嫁入り

Y邸からの依頼で揃えたヒノキ材です。もちろん、森とま材です。
山主のイニシャルと製材日と等級、厚みなどが走り書きされてます。製材した時に記しておく事で、森とま材である事が後でも解ります。森とまのハンコでしっかり表示。(削ると消えてしまいますが…)
木材の等級については特に指定されていませんが、浴室まわりとなると、どうしても節の無い木を選ぶ事になります。
フローリングでは、ちょっとした節の角や、大きめな節の小割れが、過乾燥によって持ち上がってきて、素足にチクリと当たる事があります。
「無節材」となると、節有り材よりも倍以上高い値段になってしまうのですが、今回は図面から広さや使い方が何となく解るので、熟練の大工さんなら、上手に節を避けて張れるはずなので、無節では無いけれど「切り回しすれば無節となる」等級となりました。(微妙な表現)
しかし、節の無い木は、奇麗だけど、張り物みたいで、私は個人的に「つまらない」んです。
だから、一カ所くらい節を見せたい…。
と思うのですが、そんなに具合のいい節って、滅多に無いんです。
大工さんと直接材料を見て話が出来れば、「この節はあえて入れてはどう?」などと相談出来るのですが…。
どういう出来になったでしょうか?
まあ、何を「良し」とするかは人それぞれなので…。
次に枠材ですが、これも節無しが基本。
「節が有ってもいいよ」
と言われる事もありますが、「見た目に美しい節」の木を探すのは、無節の木を探すよりも大変なんです。
枠材などの内装材にやたら節の多い木を使うと、山小屋風になってしまったりして、よく打ち合わせをしておかないとイメージと違う仕上がりになってしまいます。
…こんな事を考えながら、現場をイメージしながら、材料出しをします。
だから内装材の材料出しは、とても時間のかかる作業です。
そして、木材は必要とされる方の元へ、嫁いでいきます。
(出戻りにならないよう、いつも祈っています:笑…)
Posted by hibari at 21:49│Comments(2)
│森と学ぶ家づくりの会
この記事へのコメント
はいY邸です。
すんごく素晴らしい森とま材をありがとうございます♪
塗装してしまうのがモッタイナイくらい!(のでまだ見塗装・・というか私が塗装担当でナマケています。)
完成の記事を載せたいのですが、順序立てて報告しております。
たどり着くのはいつのことか・・・
スギトモさんからいただきました、森とま材証明書をブログに使いたいのです!メールで添付していただくことも可能ですか?
すんごく素晴らしい森とま材をありがとうございます♪
塗装してしまうのがモッタイナイくらい!(のでまだ見塗装・・というか私が塗装担当でナマケています。)
完成の記事を載せたいのですが、順序立てて報告しております。
たどり着くのはいつのことか・・・
スギトモさんからいただきました、森とま材証明書をブログに使いたいのです!メールで添付していただくことも可能ですか?
Posted by ゆいまーる
at 2009年12月07日 12:28

ゆいま〜るさん、いつもありがとうございます。
リフォーム記事、楽しみに拝見しております!
桧はとてもいい香りがします。特に水を使うお風呂場には最高です!
でも塗ってしまうと、香りも少なめになってしまいます。
メンテを考えると、塗装もやむなし、ですが、ここんところが自然素材の難しいところですね〜。。
証明書、メールにてお届けします。少々お待ちを…。
リフォーム記事、楽しみに拝見しております!
桧はとてもいい香りがします。特に水を使うお風呂場には最高です!
でも塗ってしまうと、香りも少なめになってしまいます。
メンテを考えると、塗装もやむなし、ですが、ここんところが自然素材の難しいところですね〜。。
証明書、メールにてお届けします。少々お待ちを…。
Posted by hibari
at 2009年12月08日 22:48
